付帯保険とは

クレジットカードを所有していてるだけで付いてくる保険があります。これを「付帯保険」と言います。カードについている特典の一つです。特に別途申し込みが必要なわけではありませんし、保険料を支払う必要もありません。このクレジットカードの付帯保険をうまく利用すれば、様々なトラブルに対する保険料金を節約したり、得をしたりすることが可能です。

代表的な付帯保険について、説明していきます。

◆国内・海外旅行傷害保険
クレジットカードの種類によっては、国内旅行保険、海外旅行保険がついてきます。これは、よく旅行に行く人には大変便利な補償です。
◆海外旅行傷害保険
海外旅行(出張)に行っている最中の病気やケガを補償してくれる保険サービスです。海外旅行(出張)中は、いつでも補償対象となります。(補償期間は、出国後、約90日までが多いです。)また、病気やケガだけでなく、賠償責任や携行品の損害に対しても対応しています。
◆国内旅行傷害保険
日本国内での旅行(出張)中における病気やケガを補償してくれる保険サービス。予め、カードで旅券を購入しておけば、国内航空機・船舶・バス・タクシーなどの公共交通乗用具搭乗中傷害保険もついてきます。
旅行保険の補償内容について
旅行保険にはどういった場合にいくら出るかが各種クレジットカード別に定められています。
・障害死亡・後遺障害
・障害治療費用
・疾病治療費用
・賠償責任
・携帯品損害
といったものがあり、限度額がそれぞれ決まっています。
自動付帯か利用付帯かをチェック
自動付帯は旅行に持って行けば自動的に無条件、旅行保険が適用されます。利用付帯は、航空機料金や宿泊費など、旅費の一部をクレジットカードで支払った場合に適用されます。どちらも機能的、保険的にはかわりありませんが、利用付帯の場合はうっかりミスに注意が必要です。
家族特約について
旅行保険に家族特約が付いているクレジットカードがあります。これは家族の分まで補償してもらえるというものです。もちろん家族カードを申し込んでおけば、家族分の補償が付きますが、家族カードがなくても、家族特約があると補償されます。
旅行保険の使用方法・請求方法
保険の種類によって、請求方法、必要書類は変わります。例えば携帯品損害の場合は、その場の現地で、携帯品を壊された場所で、関係者の係員の確認が「原則」必要です。各職員のサインが入った事故証明書をもらいます。あと、破損箇所の写真を撮影しましょう。
旅行後、クレジットカード発行会社を通して保険会社に連絡し、必要書類を送ってもらいます。その後、壊れた携帯品を修理に出し、領収書をもらい、書類と一緒に保険会社に送り返します。そうすると、銀行口座に修理代金を振り込んでもらえる仕組みです。
現地での書類を忘れずに
補償の請求のためには、「原則」現地での必要書類が必要です。疾病治療費用などの場合は、事故証明や診断書が必要になってきますし、損害賠償補償の場合は事故証明や場合によっては示談書が必要にもなってきます。その他パスポートのコピーやカードのコピーが必要な場合もあります。
◆ショッピング保険(動産総合保険)
ショッピング保険とは、クレジットカード決済で購入した商品が、カード会社が定める一定期間内に破損・盗難の被害に遭った場合に、クレジットカード会社が補償するというものです。購入した商品の全額が受け取れることもあれば、破損したもので、修理が可能な場合、修理費用と商品代金を比べて、どちらか安いほうが、補償金額となります。ショッピングガード保険やショッピングパートナー保険、バイヤーズプロテクションなどと呼ばれる場合もあります。限度額が高いカードほど、高額なモノの保険が付き便利ですが、ショッピング保険の限度額によっても変わってきます。限度額は通常、年間最大でいくらという表記になります。
保険が適用になる場合の違い
クレジットカードの種類により、ショッピング保険が適用になる場合の条件が違います。スタンダードカードの場合はリボ払いで支払いをした場合のみ保険適用、ゴールドカードの場合は一括払いでも保険適用、といったように補償の対象となる支払い方法が定められているので一度確認してみて下さい。
その他、保険の免責について
ショッピング保険には、免責が付いている場合もあり、ショッピング保険の利用の際には、その定められた免責額を支払らわなければなりません。免責額は、だいたい数千円程度で、それ以上の金額となる商品の場合には、保険を申請した方がお得です。
◆シートベルト保険
シートベルトを着用中に起こした交通事故について補償してくれる保険です。事故発生の日から180日以内に死亡・重度後遺障害などになった場合、クレジットカード会社が補償をしてくれます。内容は、シートベルト保険の付いているクレジットカード発行会社によって若干変わってきますが、死亡または重度後遺障害に対して保険金が支払われるというのが一般的です。車を運転される方なら、事故の際に自動車保険が適用となる為、日常的にはなくてもいい保険ですが、シートベルト保険が付帯していた事をしっかりと覚えていれば、もちろんあった方がいい保険です。ただし、事故による入院や通院の治療費は、シートベルト保険の対象外となるので注意です。入院や通院、治療費の部分は、生命保険や損害保険で補いましょう。
◆ネットショッピング保険
この保険はカードネットセーフティ保険と呼ばれたり、ネットショッピングガードとも言われます。ネット決済においてクレジットカードを利用し、第三者による不正利用が認められた場合や、商品が届かないなどのトラブルが起きた場合に補償してくれる保険です。ネットショッピング保険は意外と多くのクレジットカードに付帯しています。やはり人気の機能で、なかには年会費無料カードにも付いています。
オンラインプロテクション
オンラインプロテクションとは、インターネット上でのカードの不正使用による損害を補償するサービスです。インターネット上のショッピングは、クレジットカードの情報を入力することで本人確認を行っています。カードの情報を何者かに盗まれ、不正使用された時に不正使用された分の損害を補償してくれます。
◆カード紛失・盗難保険
クレジットカードを盗まれたり、不正使用された場合に、その分の金額をクレジットカード会社が補償してくれるという保険です。カード盗難保険には、各クレジットカード会社によって定められた適用可能期間がありますので、カードの盗難や不正使用に遭った場合には、必ずこの期間内にクレジットカード会社に連絡を入れるようにしましょう。また、いくら保険があるといっても、紛失・盗難は個人に過失がある場合もあり、保険が適用にならない場合もあります。暗証番号等の管理も気をつけて下さい。
カード紛失盗難保険の例
一般的なカード紛失盗難保険の例:
「紛失・盗難に遭われてカードの不正使用を被った場合、お届けいただいた日から**日にさかのぼり、それ以降に不正使用された損害をクレジットカード会社が負担いたします。」のようなものです。カード発行会社によって、被害に遭った日から、何日前までさかのぼって補償しますといった部分が変わってきます。
いざという時は連絡をしっかり
いざという場合には、カードが紛失や盗難の被害に遭われた場合は、保険の適用と悪用防止のために、カード発行会社への連絡と、最寄りの警察に連絡して下さい。
スキミングにもご注意を
クレジットカードはスキミングといった手法でのカード番号読み取りもあります。クレジット紛失盗難保険は、ほとんどのクレジットカードに付いています。もし被害に遭っていても、それを最小限に抑えるために毎月カード発行会社から送られてくる請求書に目を通しましょう。
紛失盗難保険があるから安心
日本で一般的に発行されているクレジットカードには、ほぼ付いています。こういう保険がなければ、クレジットカードなんていらないという方も多いでしょう。これがあるからこそ安心してカードを持ち歩ける、最も必要な保険です。

クレジットカードには付帯しているカードの数は少ないですが、以下のような保険もあります。

◆国内航空便遅延保障
台風や機材故障・機材繰りなど、飛行機が遅れることもありますが、天候による場合の飛行機の遅延には補償されないことがほとんどです。逆に機材故障などは、航空会社の責任において保障されるのですが、国内の航空便の遅延・欠航や、手荷物の配達の遅延・紛失などで負担した宿泊料、食事代などの一定の費用を補償してくれる保険が、国内航空便遅延保険です。
◆スポーツ傷害保険
スポーツで他人を傷つけてしまった時や物を壊してしまった時に適応。
◆自動車ロードサービス
自動車ロードサービスに対応したクレジットカードを所有していれば、レッカー移動、キーロック、バッテリー上がりなどのロードサービスや代車が無料で提供されます。たとえ自分の車を持っていない人でも、事故処理サポート・無料ロードサービス等は車が対象ではなく、カード名義本人がサポートの対象となるので、友人から借りた車の事故・故障時でも利用でき便利です。
◆クレジットセイバーサービス
クレジットカード会員本人が死亡・重度障害・難病にかかった場合、それまでに利用したキャッシング・ショッピング残高の支払いを免除してくれるサービスです。
◆リターンプロテクション
リターンプロテクションとは、バーゲン品など、お店に返品拒否された商品をカード会社が引き取り、カード所有者へのその商品の購入代金の引き落としをナシにしてくれるサービスです。
◆ゴルフ保険
ホールインワンやクラブの破損などに適応。

よくある「年会費無料」のクレジットカードの場合は何の保険もついていないクレジットカードが多いです。反面、年会費が高いゴールドカードなどは保険も手厚く多種多様なケースに対応していたりします。保険についてはよく海外などの旅行やレジャーに行くか行かないかによっても、また保険に対する考え方にもよるので保険がついているのが良いとは一概には言えません。
めったに旅行に行かないのに手厚い保険がついていても意味がないですし、年に何度も海外へ行くのに、そのたびに保険に入っているのは無駄とも言えるでしょう。気をつけなければならないのは、クレジットカードに付帯している保険は、保険適用の条件によっては全く使い物にならない保険もあります。クレジットカードの付加価値は保険だけではありませんが、どうせ付いているなら、内容も選んでクレジットカードを選びたいですよね。