年会費が無料か有料かでサービス内容が異なる

クレジットカードの年会費とは、そのカードを1年使える代わりにカード発行業者に対して支払う使用料のようなものです。クレジットカードの年会費には、大きく年会費無料と年会費有料の2つに分けられます。

最近は維持費がかからず、サービスも充実して使いやすさも増しているカードが多いようです。年々増加してるのが、年会費無料のクレジットカードを扱う会社です。
年会費無料のケースには永年年会費無料、初年度年会費無料、条件付年会費無料の3種類があります。

◆永年年会費無料のクレジットカード:
年会費は一切かかりません。クレジットカード維持管理・利用に関する通信料などのコスト費用を発行会社がすべて負担するため、クレジットカード会員は年会費を支払う必要がないのです。

費用はどうしているのでしょう?それは、加盟店がカード会社に支払っている利用料金で賄われています。
現金で支払う一般客と比べて、支払いをクレジットカードでする人の支払い単価が高いことが多いため、加盟店は売り上げアップを期待し、クレジットカード会社に加盟している場合が多いのです。カードで買い物をした場合、加盟店は代金の3~5%程をクレジットカード会社に払っていて、クレジットカード会社はその加盟店からの手数料で利益を得ています。

他に、年会費無料のクレジットカードでも提携カードの場合は提携先が費用を負担するケースがあります。また利用者のキャッシングやローンの手数料から利益を得たり、リボルビング払い専用にすることで利益率を高める工夫もされています。
いずれもクレジットカード会社の利益を確保しながら年会費を無料にしているのです。そのため消費者は年会費を支払うことなく、クレジットカードを所有することが出来るのです。

日常的に活用するカードとしては、年会費無料のクレジットカードはお得です。なんといっても会費が不要ですから、毎月のカード使用料が無料のうえ、年会費有料のクレジットカードと同じようにポイントも付きます。買い物やキャッシング利用で加算されたポイントを、現金や商品券に交換できますから、年会費無料のクレジットカードの方が使い勝手は優れているともいえます。クレジットカードのブランドや種類によって、機能に違いはありますが、海外旅行は滅多に行かないとか、あまりカードを使わない、カードを使って節約を極めたいという方は毎月のカード使用料を考えると、やはり年会費無料のクレジットカードを活用するのがおすすめです。
これからは、カードの特典も有料カードと殆ど変わりがなく、さらに現金購入では付かないポイントも溜まる年会費無料のクレジットカードに人気が集中しそうです。

◆初年度年会費無料カード:
初年度年会費無料の場合は次の年度からは通常の年会費がかかります。それには、入会してすぐに解約するケースは少ないので売上に結びつく可能性が高くなるだろうというクレジットカード会社の意図があります。初年度無料だからと安心していると、2年目以降に全くそのカードを使わなくても年会費が発生してしまうので気をつけましょう。初年度年会費無料カードの中には、利用金額などの条件を満たすと翌年も年会費が無料になるカードもあります。
このようなクレジットカードは、もともとは年会費有料のクレジットカードなので、永年無料のクレジットカードよりも高機能な場合が多いし、最近はゴールドカードでも年会費が無料のタイプがあります。使い方によっては普段からよく使うメインカードとして利用すれば、永年無料カードよりもお得になる可能性があるので、よく調べて所持するのも賢いと思います。
年会費無料ってずっと昔から?
以前はクレジットカードの年会費といえば数千円かかるのがあたりまえでした。
「クレジットカードは年会費がかかるもの」とされていたカード業界の中の常識を覆し、初めて「年会費無料」を打ち出したのが「セゾンカード」です。セゾンは、年会費を無料にすることで幅広い会員を獲得し、会員数の増加によってカード利用が活性化させて加盟店手数料やリボ払い手数料などで収益を確保し、さらに年会費無料のカードを西友で使ってもらうことで「西友」の売り上げ自体も伸ばそうと考えたのです。収益の柱の一つでもある年会費を放棄してまでも年会費無料に踏み切るほど、そのメリットは大きかったのでしょう。
年会費無料クレジットカードの実力は?
最近はクレジットカード会社も競争の激化で、年会費無料とは思えないようなサービスを提供しているところもあります。
当初は安かろう悪かろうのイメージだった年会費無料のクレジットカードでしたが、今では有料カード以上のサービスがあるところも存在します。ポイントが無期限有効だったり、カード払いするだけで5%引きになったり、ガソリンを割引してくれたりと様々です。初めてクレジットカードを持つ方は、まずは年会費無料のクレジットカードに入会されることをおすすめします。
家族カードの年会費に注意:
せっかく年会費無料のクレジットカードを作っても、そのカードの家族カードは有料だなんてケースもあります。 逆に年会費が数万円するクレジットカードなのに、家族会員の場合には無料というケースもあるので、うまく年会費がかからない方法を探してみてください。
年会費無料のクレジットカードの注意点:
学生時代は年会費無料だったので、ずっと年会費無料だと思っていたら社会人になって年会費が引き落とされていたという事もあるのです。年会費無料のクレジットカードを作る場合は、年会費無料になる条件をよく確認することが必要です。
もう一つは、いくら年会費が無料で、維持費のかからないものだからと言って、何枚もカードを作ってしまうことです。カードを付き合いで作ったり、一時的なショッピング特典のために作ったということはありませんか?確かに年会費無料なら維持費はかかりませんが、一枚当たりの管理が甘くなるというのが一番のマイナス点です。どこかにしまったまま存在を忘れているクレジットカードが盗難や紛失に遭うと、気づくまでに時間がかかりがちです。
また、最近のクレジットカードはポイント特典が多いので、複数枚のカードを使っているとポイントがなかなか溜まらないということもあります。
◆年会費有料カード:
年会費は無料に越したことはないのですが、クレジットカードの年会費を払うことで得をするケースも多く、意味のあることなのです。年会費有料の方が有事の際の補償額が高かったり、提供されるサービスが手厚いものが多いです。空港をよく利用するという方は空港ラウンジが無料で使えるサービスがついたクレジットカードを持つべきだろうし、高級レストランやホテルなどでクレジットカードを頻繁に使うという方はコンシェルジュサービスの付いたクレジットカードを選んだほうがいいでしょう。 年会費がかかるカードほど、国内旅行や海外旅行の傷害保険の限度額が高かったり、使用限度額が高く設定されているものが多いです。 年会費が高いことで有名なのがダイナースクラブカードやアメリカンエキスプレスカードですよね。
クレジットカードに海外旅行の損害保険がついている場合で考えると、年会費有料のカードが補償額が高いという利点があります。年会費無料は、それだけ本来付けられるはずのサービスを絞ってしまっているクレジットカードでもあるということです。